2016年間ベスト(アイドル編)

20.雨と涙と乙女とたい焼き/乙女新党


【MV】乙女新党 - 雨と涙と乙女とたい焼き(Short ver.)

 

19.オール・ウィー・ニード・イズ・ラブストーリー/フィロソフィーのダン


フィロソフィーのダンス「オール・ウィー・ニード・イズ・ラブストーリー」

 

18.桜ナイトフィーバー/こぶしファクトリー


こぶしファクトリー『桜ナイトフィーバー』(Magnolia Factory [Cherry Blossom Night Fever]) (Promotion Edit)

 

17.舞いジェネ!/夢みるアドレセンス


夢みるアドレセンス 『舞いジェネ!』Full Ver.

 

16.誰よりも高く跳べ!/欅坂46


けやき坂46 『誰よりも高く跳べ!』Short Ver.

 

15.押忍!こぶし魂/こぶしファクトリー


こぶしファクトリー『押忍!こぶし魂』(Magnolia Factory [Osu! Soul of Kobushi]) (Promotion Edit)

 

14.おっしょい!/ばってん少女隊


ばってん少女隊 - おっしょい!

 

13.夏の扉/sora tob sakana


sora tob sakana/夏の扉(MV)

 

12.チョット愚直に!猪突猛進/こぶしファクトリー


こぶしファクトリー『チョット愚直に!猪突猛進』(Magnolia Factory [Foolishly Honest! Impulsive Actions!]) (Promotion Edit)

 

11.LOVE&WIFE&PEACE♡/清竜人25


清 竜人25「LOVE&WIFE&PEACE♡」MV

 

10.魔法の言葉/sora tob sakana


sora tob sakana/魔法の言葉(MV)

 

9.泡沫サタデーナイト!/モーニング娘。'16


モーニング娘。'16『泡沫サタデーナイト!』(Morning Musume。'16[Ephemeral Saturday Night]) (Promotion Edit)

 

8.二人セゾン/欅坂46


欅坂46 『二人セゾン』

 

7.My Girls♡/清竜人25


清 竜人25「My Girls♡」

 

6.菫アイオライト/WHY@DOLL


WHY@DOLL「菫アイオライト」MV

 

5.アバンチュールしようよ♡/清竜人25


清 竜人25「アバンチュールしようよ♡」

 

4.君はメロディー/AKB48


【MV full】 君はメロディー / AKB48[公式]

 

3.溜息と不安の夜に/遠藤舞


遠藤舞 / 溜息と不安の夜に (short ver.)

 

2.アイム・アフター・タイム/フィロソフィーのダン


フィロソフィーのダンス「アイム・アフター・タイム」

 

1.サイレントマジョリティー/欅坂46


欅坂46 『サイレントマジョリティー』

 

1位、8位、16位、欅坂46。ほんと、全部持ってったグループ。オリコン1位とTIFとワンマン9,000人×3公演とCDJと紅白、これ全部叶えられるって最高だなー。サイレントマジョリティーの振り付けにはPVバージョンと歌番組バージョンがあるんですが、ライブでPVバージョンを観る事ができて、それはそれは鳥肌もんだった。あと、実は2番の歌詞が凄く良いのに歌番組でカットされがちなので、PVかライブ映像で見た方がよりグッとくる。


2位、19位、フィロソフィーのダンス。フィロのスは今年のアイドルシーンにおける裏ブレイク大賞じゃないですかね?(表は欅坂一択) いわゆる楽曲派層が喜ぶグループはこれまでもさんざん出て来たけど、ここまでちゃんと歌える人がやってるのはあんまりない。アイドルじゃなくてもやっていける力はあるはずなんだけど、結果的にアイドルやってた方が見つけてもらえるというね。「アイム・アフター・タイム」の90年代R&B感は最高だった。

 

3位、遠藤舞片寄明人プロデュース。片寄さんは元々メロウなポップスを作らせたら最強なんだけど、本人と共作した詞と相まって切なさを掻き立てまくってる曲。アイドル時代を経て20代後半に差し掛かった1人の女性のリアル。境遇も性別すらも違うけど、こういう不安な夜はあるよなと、非常に刺さった。

 

4位、AKB48。完全に坂道シリーズに押された今年の48Gだけど、これだけはいい。この曲の選抜メンバーが発表された時、すごい賛否が割れた、というか否が目立ったんですよね。でも結果、AKBのこのスタイルでしか歌いようのない曲になってて流石だと思った。3月というと、何かと振り返る事の多い季節。現在を出発点にしているからこそ歌い出しは宮脇咲良で、そこから「あの頃聴いていた歌を思い出す」という切り口で、徐々に過去に遡り、眩しかった季節、もう戻らない時間が切なさを喚起させる。そんな世界観を今、文字通り「歳月を超え」往年の選抜メンバーが歌っているって、すごいエモい。"あの頃 いつも流れた ヒットソング"と言い切るところに、シーンのトップを走ってきた自負とプライドが出ていていい。

 

5位、7位、11位、清竜人25。ライブアンセムだらけの1stアルバム以降、音楽的にはぐっと洗練された方向に舵を切ってますね。特にアバンチュール~以降、カップリング含め渋谷系っぽい。こりゃー2ndアルバムが俄然楽しみ、となったところでの突然の解散発表...。ショックだけどひとまずアルバムは出るとの事でホッとしてる。アバンチュール~の間奏の竜人ソロダンスは、PVでしか見られないのがつくづく残念。

 

6位、WHY@DOLL。1stアルバム「Gemini」が超名盤で、そこから9ヶ月振りの新音源にして移籍第一弾。得意のディスコサウンドはそのままに、現場でアガるシフトもなされているイメージ。楽曲派と湧きたい人を両立させてるというかね。


9位、モーニング娘。'16。赤い公園・津野による流石ハロヲタ・往年のハロプロディスコを踏まえた「わかってる」仕事ぶり!脱つんく♂一発目のシングルに採用されたの、嬉しかっただろうなー。

 

10位、13位、sora tob sakana。アイドルのロックというと、現場の熱量を上げて一体感を出していく事でしか勝ち上がれないという風潮に一石を投じた感がある。クールでエモくて、こういうトリップするような感覚に陥るグループはなかった。絶対もっと良くなるし、VJとの相性も良さそうだし、もう少し成長したら、ソラトブサカナクションという2マンを是非実現させて欲しい。うん、ゼップあたりで。

 

12位、15位、18位。こぶしのトリプルA面から3曲全部ランクインしてしまった。特に「チョット愚直に!猪突猛進」を推したい。昔のハロプロっぽいよね。コミカルなファンクでグループのカラーを決めた感じがする。ヒャダの分かってる仕事!


14位、ばってん少女隊。00年代前半の日本のスカコアみたいな曲、意外とアイドルシーンに無かった!ASPARAGUSのしのっぴ提供ってのがナイス人選。カエラ仕事でポップセンスには定評があるし、アスパラ以前の活動でこの手の音楽には通じているので、ホント適任だと思います。


17位、夢みるアドレセンス。2016年1月、1年の景気づけにかました一発。グループがいい意味で調子に乗ってるのが曲にちゃんと出ているんだよね。年明けて、悪い意味で調子に乗ってたのがバレて大変だけど、この時は良かった!ハマ・オカモトのベースから始まるのズルいなー、かっこいい。

 

20位、乙女新党。ex.チャットモンチー高橋久美子×ex.ビークル日高央の共作。10年前のロキノンキッズが狂喜しかねない組み合わせが実現するのが結局アイドルシーン。シティポップをあくまでキャッチーに、小難しくなく表現してる。竜人の曲から音楽的なクオリティが上がって来てただけに、結果的にラストシングルになったのは残念。

 

[総括]今年は48、46、ハロプロ、スタダ、その他メジャー、Tパレ、その他インディとあらゆる界隈からランクイン。今年はアルバムが豊作っていう話は複数の好事家からもあがってるけど、楽曲単位としては去年と同じかやや下回るかぐらいかなあ、主観ですが。欅やオサカナのような、熱さや一体感とはまた違った角度から攻めるグループに引き続き注目しようと思ってます。