FUJI ROCK '17 DAY1

フジロックに今年も行ってきた!


今回も越後湯沢までは新幹線で、そこからバスで行く事に。今年は空いていて9時過ぎには会場前に到着。宿に荷物を預け、行動開始。


一発目に選んだのは、Yogee New Waves。1曲目「Megumi no Amen」を歌っていると、ほんとに雨が降ってざわつく客達。しかしこれは一時的なもので、4曲目「World is Mine」の頃には少し晴れ間が見えた。角舘は「この曲は雲を逃がすみたいな曲だから丁度良かった」と言ってて、楽曲とリンクした天気に驚いてた。そのまま「Climax Night」やら「Like Sixteen Candles」やら鉄板の曲へ流れ込み、ラストには完全に晴れた。ヨギーはずっとフジロックならヘヴンでやりたかったとも言ってたし、すごく大事なライブになった感じがする。


少し時間が空いたので、ストーンサークルへ前半だけ参加。みんなでやるドラムサークルですね。毎度楽しい。


近くのオレンジカフェに移動し、伊藤多喜雄。自分、これ観るって言った人達全員に「誰?」って言われたけど、結果的に裏ベストアクトになった。この方は民謡歌手で、「TAKIOのソーラン節」を歌ってる人。金八先生で使われた事で全国的に認知度が高まったけど、自分はこの曲を小学校の運動会で踊った事があって、しかも学年120人ぐらいの中でセンターだったので、実はめちゃくちゃ思い入れがあったりする。まさか生で聴ける日が来るとは思わなかった...ライブを観たい人達は結構観たけど、これを生で観るという発想がなかったというかね。

何とバイオリンや三味線までいるフルバンドセットで、いきなり1曲目から出た、ソーラン節!ドラムはまさかのオーサカ=モノレールの人で、掛け声をするコーラスは娘さんなんだそう。その後も色々な民謡を披露していくのだけど、民謡界のさだまさしを自称するこの方、MCがかなり饒舌で面白かった。「ソーラン節、中学校とか高校の運動会で踊った事ある人ー?」という質問に対してチラホラ手が上がり、「なるほど、だから俺に金が入ってくんだ」とボヤいて爆笑。最後にもう一度ソーラン節を披露したけど、分かるだけにやっぱ踊ってしまう。踊ってた人、目視では自分含め3人だった。リアル...!


そして午後は、ドラゴンドラで頂上へ。涼しかったし、気持ち良い自然散策になるかなと思ったのだが、上りの乗車中に突然の大雨。頂上に着いたらいつもだったら着ぐるみやハイジのおねーさんが何かやっているのだけど、この時は撤収していた。結局、頂上にあるレストランの奥でいつもよくやってるヤツを披露。映画サウンド・オブ・ミュージックからドレミの歌とエーデルワイスをみんなで合唱。あと、マリアおねえさん(正体は歴ドル美甘子)の歴史クイズ。今年の正解者プレゼントは、何故かマリアおねーさんの東京観光ブロマイド...しかも物販で200円で売ってた。謎の商売をすな!笑

DJを遠巻きに観たり、ソフトクリーム食べたりでしばしのんびり滞在し、下りのドラゴンドラへ。霧がエグかった。


そのままグリーンステージでRADWIMPS。バンドのイメージがフジっぽくないからか熱心なファンが多くなく、他のフェスでは難しそうな前方で観る事ができた。いきなりの「夢灯籠」と「前前前世」で初見組の心もガッチリ掴んでいく。中盤には洋次郎がピアノに移動し「スパークル」もやったので、この日は「君の名は。」の4曲中3曲が披露された。後半は「おしゃかしゃま」「DADA」「いいんですか?」等の定番曲をプレイ。洋次郎、毎年のようにフジには遊びに来てて、2006年にはバンド全員でここでレッチリを観た、その場所に初めて立てて嬉しい、と話す。フジロックでは少なくとも、illionでホワイト、ソロでピラミッドガーデン、あとハナレグミのゲストで出てたと思うけど、まあ本体のバンドで呼ばれるのは格別だよね。しかもメインステージ。


続いてレッドマーキースチャダラパーRAD終わりで直行したらもう始まっていて、テントから溢れるほどの大入り。フジロックには久々登場でも、そんなにライブがレアな人達ではないのに...。自分の場合は「もしかしたらオザケン来るかも」という事で行ったけど、みんな同じ考えなのかしら。Bose曰く「みんなの生まれる前からやってる」「曲が一兆個ぐらいある」という事で、この日はリクエストコーナーも設けられ、「コロコロなるまま」や「ついてる男」みたいな懐かしい曲も一部ながら続々披露された。そしていよいよブギーバック、最後から2曲目にプレイ。オザケンの声は音源で再生され、Bose小沢健二は来ませーん!多分未だ越後湯沢にも着いてません!」との情報には、笑うしかない。生共演ブギーバックは、翌日のオザケンのステージへ持ち越しとなった。


グリーンステージで、The XX。この日はチケット完売してないし、未だヘッドライナー前なのに場内は結構ぎっしり埋まっている。これ、完全にロケーションを味方につけちゃったタイプのやつで、音、そして環境全部がリンクした素晴らしいステージだった。バンドも感極まってたし、オーディエンスの評価もとても高かった。ヘッドライナーでもよかったという声もちらほら聞く。


続いてグリーンステージのヘッドライナー、GORILLAZ。ライブの想像がつかなかったのだけど、時折アニメーションをVJで流しつつ、ステージ上はコーラス隊6人を含む大所帯!ヴォーカルも随時交代しながら新旧の楽曲で構成されたセットリストでライブは進行。メインステージのヘッドライナーで、これだけ型にはまらない、何が出てくるか分からない面白さってなかなかない気がする。アンコールで「Clint Eastwood」きました。


この日最後のライブは、ルーキーのCHAI。最近よく名前を聞くので無名というほどではないし、実際客もかなりの大入りで注目度は高かった。"NEOカワイイ"を提唱する女子4人、ルックス的に双子に注目が集まるのはよく分かるけど、MCなんかは結構団体芸でネタを仕込んでいて驚いたのと、オルタナ的なサウンドをキャラクター含めポップにキッチュに仕立ててるなと感じた。まあ好き嫌いの分かれそうなタイプではあるね。蛇足だが、「CHAI バンド」とyahooの検索バーに入れると一番上に出てくる予測ワードは「ブサイク」なのが気になる。


ここで帰ろうとしたのだが、CRYSTAL PALACEのバイクショーがめちゃくちゃ凄かったのですっかり見入ってしまった。巨大なドームが設置されていて、その中を複数人のバイクが行き来するのだけど、段々人数が増えていって、最終的に7人になったのかな?毎年ココのショーは面白い。


2日目に続く!