ARABAKI ROCK FEST.17 DAY2

2日目は、ARAHABAKIステージのgo!go!vanillasから。所謂踊れるロックだけど、例によって観客がお行儀良く同じ動きしかしてないヤツだった。10年後のフェスシーンでどうなってるだろう。
 
MICHINOKUステージで、レキシ。一番キャパの多いステージなのに、開演前から超満員。そしてINAHO持参者の多さ!自分は家にはあるけど明らかに邪魔なので持っては来なかった。その多さは池ちゃんもひくほど!1曲目「SHIKIBU」を終えて、「ゲストが出て来なかったからってガッカリしない!」って言ってて笑った。確かにレキシの後がチャットモンチーだったので可能っぽい空気あったからなあ。一応ゲストとしては「年貢 for you」の時に袖で観てたやついいちろう(PVに出演)と堂島孝平を呼び込んでた。「狩りから稲作へ」では以前からキャッツのくだりに飽きたと公言してる池ちゃん、この日は特にそれを連発していて、乗り気じゃなかった。池ちゃん、やってる事は昔と変わらないのに、あまりに人気あるから最近普通に戸惑ってる感じがする。全員には伝わらないけど一部の人を爆笑させるような小ネタをたまに言うタイプの人だから、母数が大きくなると難しい部分もあるのかしら。終わった後、移動中に歩いていたら女性客2人組が「INAHOってSOPHIAのヒマワリみたいなもんかな」という話をしていて、ああなるほどと思っていたら、「ヒマワリはリュックから出てても可愛いけどね」「稲穂じゃあね」って言ってて笑った。ごもっともである。
 
1.SHIKIBU
2.KMTR645
3.年貢 for you
4.KATOKU
5.狩りから稲作へ
6.きらきら武士
 
BAN-ETSUステージでは、SHISHAMO。ARABAKIには4年連続出場だそうだけど、こちらはようやく初見。とても良かった4thアルバム中心の内容だったので楽しめた。フェスでは恒例と思われた「君と夏フェス」「君とゲレンデ」は春だからか今回両方やらず!(去年は両方ともやっている)  アルバム未収録の物販販促ナンバー「タオル」は、なんかサイサイあたりがやっててもおかしくないなあと思ったけど、中学生でも分かるポップさと玄人受けもするバランスが凄い。
 
1.好き好き!
2.すれちがいのデート
3.きっとあの漫画のせい
4.終わり
5.中庭の少女たち
6.タオル
7.明日も
 
同じステージで、Theピーズ 30周年スペシャル。序盤のみ3人で披露、3曲目からは豪華ゲストを迎えて進行。以下、セットリスト。増子さんの居酒屋ずみちゃんの格好での歌唱、以前からピーズファンを公言する宮崎朝子の夢の競演、ピーズ・ピロウズ全員集合、大木兄弟の競演等が見所だった。ピーズ、愛されてんなー。
 
1.ドロ舟
2.ブラボー
3.グライダー w/古市コータロー
4.とどめをハデにくれ w/鈴木圭介
5.実験4号 w/トータス松本ウエノコウジ
6.日が暮れても彼女と歩いてた w/増子直純
7.底なし w/奥田民生
8.クズんなってGO w/宮崎朝子
9.デブジャージ w/竹安堅一
10.このままでいよう w/山中さわお真鍋吉明
11.やっとハッピー w/YO-KING真鍋吉明
12.シニタイヤツハシネ w/TOMOVSKYクハラカズユキ
13.生きのばし w/クハラカズユキ
14.焼めし w/ゲストほぼ全員、グレートマエカワ、ミスター小西
 
急遽観たARAHABAKIステージの東京スカパラダイスオーケストラは、「Paradise Has No Border」からスタート。2曲終えて、激レアなゲストがいると宣言する谷中さん。正体は田島貴男!10年以上振りという「めくれたオレンジ」を演奏!これ大好きなので本当に観れて良かった。「道なき道、反骨の。」も横山健の代わりに谷中さんVo.で披露してたし、気付けばセットリストの過半数がヴォーカル曲だった。変わったなあ...

Paradis Has No Border
DOWN BEAT STOMP
めくれたオレンジ
道なき道、反骨の。
Routine Melodies
ペドラーズ
All Good Ska is One
 
HANAGASAステージのORIGINAL LOVEは、リハーサルから本人がサウンドチェック。スカパラ出演を終えた時に時計を見たら16:18で、本番が17:00スタートというギリギリな中、16:50台にはもうステージにいた。リハで披露したのは名曲「月の裏で会いましょう」!(フルじゃなかったが) 本編は「BODY FRESHER」でスタート。田島さん、いつにも増して暑苦しく煽る煽る!「接吻」のイントロが鳴った瞬間の場内の歓喜っぷり、ありがたーく拝むような空気はすんごかったなあ。しっかしこの日のセトリ、いずれも90年代までにリリースした曲ばかりで、しかも接吻以外はちゃんと聴いてないと分からないアルバム曲揃い。それでいいのか...?近年のシングル曲でいいのもいっぱいあるんだけどなー。

1.BODY FRESHER
2.スキャンダル
3.接吻
4.The Rover
5.Two Vibrations
6.JUMPIN' JACK FIVE
 
BAN-ETSUステージで、水曜日のカンパネラ。1曲目から後方に登場、2曲目からステージで数曲パフォーマンスするも、ステージ横のスクリーンのある部分の骨組みを上まで登り始め、一番上までいって暫し座りながら歌う。登るにしても左手にマイクを持ちながらなので危ないなあと思って観ていた。バランス感覚は良さそうだけど、いつか怪我するんじゃないかと心配。その後、下りてからは「桃太郎」で恒例の透明な球に入って客の頭上を転がっていく。ラスト「一休さん」でPA近くの骨組みを登ってフィニッシュ。MCではつい最近アメリカに行ってコーチェラを観た事、明日からモンゴルに行く事、今年はあまりライブをやらず、10年後に凄い人間になれるように色々やりたいとか、おばあちゃんとかに死ぬ前に人生の知恵を聞きたいとか、色々話してた。
 
1.ラー
2.シャクシャイン
3.ディアブロ
4.ユタ
5.ユニコ
6.桃太郎
7.一休さん
 
TSUGARUステージ・サブステージでは、夢弦会(津軽三味線)。親子3人でのパフォーマンス。
 
TSUGARUステージ・トリはTHE BACK HORN -津軽編(TSUGARU VERSION)-。アラバキ皆勤賞なのに津軽ステージには出た事がなかったというバックホーン、今回は冒頭2曲で通常4人のバンドセット、3曲目からキーボードを加えた5人編成で数曲プレイ、本編ラスト2曲及びアンコールで再び4人という流れ。ここのところ続いていたしっとりしたシングル「あなたが待ってる」「With You」が津軽の夜の冷たい空気に合う!サプライズだったのは「春よ、来い」のカバー。以前BSのカバーズか何かでやっていて、やたら曲と相性が良かったので観れて良かった。津軽ステージはあまり激しいバンドが出ないイメージなのだけど、通常の4人セットではモッシュ起きまくりの大盛り上がり。メンバーから「ダイブはなしで!」とお願いが出るほど。キラーチューンばっかりだったから楽しかった。
 
1.声
2.罠
3.白夜
4.あなたが待ってる
5.With You
6.春よ、来い
7.コバルトブルー
8.シンフォニア
[En]
9.刃
 
ハッピーな気持ちで終えられるはずだった今年のアラバキ、最後の最後で何と新幹線の終電を乗り逃してしまった...。バックホーンを最後まで観て、少し急ぎ目に出口へ向かい、クロークの荷物を引き取ろうとすると、事前に告知されていた場所と受け取り場所が変更になっていた。それで戻らざるを得ず、タイムロス。更に、帰りのシャトルバスが例年にない大渋滞に巻き込まれたのが原因。仕方なく急遽夜行バスを手配、新幹線代を無駄にした...受け取り場所変更の告知を超直前にツイッターでされても見てねーって!大幅に予定が狂ってちょっと後味の悪い結末。ライブは最高だった!